私淑

暑かったり寒かったり

2022-8-26

・大学のち、サントリーホールに行きました。


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ヤニス・クセナキスの生誕100周年コンサート。『ペルセファッサ』(1969)と『クラーネルグ』(1969)を聴きました。

・めちゃくちゃ雑な説明をすると、クセナキスは大学で数学と建築を勉強した後独学で作曲を始めたひとで、徹底的に数学的に音を構築します。1950~1970年代ヨーロッパで権威を持っていたと言えるのが総音列技法というやつで、音高・音価・リズムなどあらゆる要素をパターン化して組み立てる作曲技法。この時代の作曲家たちは自らの作品づくりにおいて、この音列技法に基づくかorいかに乗り越えるか という選択を迫られていたとも言える(例えばジョン・ケージは「偶然性」を取り入れることで新しい作曲法を追求した)。クセナキスも、数学やコンピュータを用いる方向で新しいことをやろうとしたということだと思います。

・↑誰に見せるわけでもないつもりで書いてる日記なので、あまり信用しないでね。

・『ペルセファッサ』は6人の打楽器奏者のための作品で、向き合って演奏するために客席の一部にドラムセットや打楽器を置く配置になっていた。6人が作る半円がちょうど客席を取り囲むような形になって、打楽器の響きに身体が包まれる感覚がよくわかった。打楽器っていいなあ~。音楽って体験だな、CDじゃこの作品のよさは絶対わからなかった。

・あと、6台同時のサンダーシートも迫力あってよかった。雷の音がするシート状の楽器。

サンダーシート/Thunder Sheet | 瀬楽スタジオ|大阪の打楽器常設のレンタルスタジオです。

 

・サラウンドの音響という意味では『クラーネルグ』も同様の感覚を感じることができた。この曲は弦楽器と管楽器23人の奏者とテープのための音楽で、説明が難しいけれど楽器の生の音と録音された音が交互だったり同時に演奏される。録音された音が出るスピーカーが客席のうしろや横に配置されていたので、やはりあちらこちらから音に包まれる。

・それにしてもこれを完璧に演奏してるの、すごすぎ。聴く方もこんなに疲れるのに!

・現代音楽のコンサート、たくさん行きたいけどなかなか演ってくれないから貴重な機会でした。

 

・今日、面倒くさくて12時間断食していたけど意外と大丈夫でした。でもやめたほうがいいと思うのでもうしません。

 

・今、同一人物による2014年の配信ログと、まさに今やっている配信を2窓していて楽しいです。

 

・卒論の進捗ですが、あと1歩で教授に連絡できるとこまできました(おそい!)。明日がんばる(はやくやれ!)。

・ANN聴いて寝ます!